Connect – the – Dots ソリューション

“connect the dots” とは 「点を結ぶ、点を結んで全体像を作り上げる」 という意味で、SciTechの提供する Connect-the-Dotsソリューションは、様々な情報源から洗い出された情報をつなぎ合わせ、価値のある洞察を導き出すことを目的として開発されたサービスです。

研究開発活動の過程で、以下に例示するような調査の深堀から有益な情報や洞察が得られる可能性が考えられます。

カンファレンスである研究者と知り合う　➡　この研究者のウェブページを検索　➡　興味深い論文を発見　➡　多くの研究者と連携（collaboration）していることを確認　➡　連携者のひとりがイスラエルのスタートアップと協業している事実を把握　➡　そのイスラエルのスタートアップが非常に興味深い特許を出願していることを把握　➡　そのスタートアップが、自社の競合相手から支援されている事実を把握　・・・・

一方、特許、技術文献、ウェブサイト、企業アニュアルレポート、スタートアップDB、助成金情報、Google Scholar等関連する多くの情報源を対象として関連情報を網羅的に収集、分析、それらの関連付けのような作業には、膨大な時間と、専門的な調査能力が必要となります。

• 対象技術に精通するSPAのアナリストが関連情報を収集、データベース化。　SPAの独自開発ツールにより支援された同社アナリストが収集する情報は、ユーザーの要望する分類方法で整理統合されます。
• データベース化された情報は、SPAが開発するポータルにアップロード。　ポータルに搭載されている各種機能はユーザーフレンドリーで、その操作に専門的知識を必要としません。
• 特許、技術文献、スタートアップDB、助成金情報、その他のウェブ情報等、広範な情報源から収集されたデータは、技術分類タグ、発明者／研究者、特許権者、等をキーとして、情報源をまたいだ分析が可能。
• ポータルは多様なビジュアル機能を備え、各種のグラフやチャート、マップなどを瞬時に作成、マネジメントへのプレゼンや関係者間での共有が可能となります。　以下にビジュアル例を示します。

膨大な量の情報を対象とした調査においては、精度、網羅性、作業時間、コスト、というような要素をいかに満足するかが、大きな課題となります。 広く網羅的に情報が収集されていても、精度が低く、多くのノイズが含まれていては問題ですし、逆に、精度が高くても、多くの重要な情報の取り漏らしがある場合、それに基づいた意思決定には十分な信頼が置けないということになります。 また、企業活動においては、常に時間やコストといった制限要素を意識しなくてはなりません。 その制限の中で、いかに高い網羅性と精度を持った調査を実施することが出来るかがカギとなります。

調査に対する各アプローチを比較した以下の図をご覧ください。図の右側が、従来の人手による調査を示しています。精度が高く、また、調査における柔軟性が高い、というような利点がある反面、作業に長時間を要する、また、調査者により判断がばらつく、というような欠点が考えられます（Slow & Clean）。 一方、左側に示した人工知能（AI）や機械学習を活用した調査の場合、スピーディーに膨大な量の情報を取扱えるという利点の反面、精度の問題や、ツールが導き出した結果に対する根拠の説明が難しい、というような欠点があります（Quick & Dirty）。

SPAの採用するアプローチは、上記２つのアプローチの中間に位置し、経験豊富なアナリストとツールを併用することで精度とスピードの両立を実現するものです（Quick & Clean）。 2002年の設立以来、調査分析に長年の経験を持つSPAは、調査において求められる精度を熟知しており、それを担保しつつ、現在のIT技術のレベルに鑑み、どこまで自動化（ツールの活用）の導入が可能であるかを理解、最適解としてのMachine + Humanアプローチを採用しています。